DEECH様の「CRMとして機能させられていない」という課題を起点に、両ツールの立ち位置・機能・費用を整理しました。ご判断の材料としてご活用ください。
「Zoho か SATORI か」という二者択一ではありません。SATORI はマーケティング(集客・育成)の道具、Zoho は顧客管理・営業(CRM/SFA)の基盤です。貴社が今お困りの「CRMが機能していない」を解くのは Zoho 側の領域です。
満足されている kintone(請求・承認・会計連携)はそのまま。変わるのは「顧客の起点」の部分だけです。
◎=中核機能/◯=標準対応/△=限定的・別製品/×=対象外。ハイライト行が、貴社の課題に直結する項目です。
| 機能領域 | Zoho CRM | SATORI |
|---|---|---|
| 顧客管理(CRM) | ◎顧客マスター・履歴の一元管理 | ×MA用の名寄せのみ/管理基盤ではない |
| 営業支援(SFA) 商談・案件・予実 |
◎商談ステージ・売上予測・活動記録 | ×非対応 |
| 匿名リードへの接客 | △別製品(Marketing Automation / SalesIQ)で対応 ▶ 詳細は4章 | ◎SATORI最大の強み |
| メール配信・シナリオ | ◯ワークフロー/ジャーニーで自動化 | ◎MA中核機能 |
| スコアリング・行動履歴 | ◯Webフォーム連携で対応 | ◎Web行動の可視化が得意 |
| AIによる支援 | ◯Zia(見込み予測・要約)※上位プラン | △限定的 |
| kintone / 会計ソフトとの併存 | ◯役割が重ならず共存しやすい | ◯共存は可 |
| 拡張性(周辺業務) | ◎Zoho群でヘルプデスク等へ横展開可 | △マーケ領域中心 |
Zoho は「使う人数ぶんだけ」の従量。SATORI は機能に対する固定費型です。同じ「月額」でも構造が異なります。
SATORIの月額固定費(14.8万円〜)と比べても、CRM/SFAの本体を新設しながら費用は大きく抑えられます。まず無料の3ユーザーから検証を始めることも可能です。
「Zoho CRM だけでは現在お使いのMA機能が弱いのではないか、別ツールの契約か Zoho One(Zohoツールのまとめプラン)が必要になるのではないか」というご懸念について、Zoho構築の実務観点から公式仕様をもとに確認いたしました。
Zoho CRM だけだと、現在使用しているMA機能は弱いかもしれない。他のツールの契約か、Zoho One(Zohoツールまとめプラン)が必要になるかもしれない。
Zoho Marketing Automation の訪問者追跡と、Zoho SalesIQ のWeb訪問者追跡で対応します。SalesIQ は無料プランでも月5,000人まで追跡できるため、費用をかけずに「SATORIで見えていたものが見えるか」を先に検証できます。
連絡先のスコアリングは Marketing Automation の全プランで利用できます。ジャーニービルダー(シナリオ設計)とテンプレートも最下位のスタンダードプランに含まれるため、上位プランが前提にはなりません。
Zoho One は45以上のアプリを全社で幅広く使う場合に有利なプランです。CRMとMAを中心に据える今回の構成では、必要な製品を単体で足すほうが安く済みます。利用範囲が広がった段階で切り替えをご検討いただく形が合理的です。
| 構成 | プラン | 月額 |
|---|---|---|
| Zoho CRM 顧客・商談管理の本体 |
プロフェッショナル ¥3,260 × 10名 | ¥32,600 |
| Zoho Marketing Automation SATORIが担っていた役割 |
スタンダード(連絡先1,000件・ユーザー10名まで) | 約 ¥1,710 |
| Zoho SalesIQ 匿名訪問者の追跡 |
無料プラン(訪問者5,000人/月・2オペレーター) | ¥0 |
| 合計 | Zoho One を契約せず、CRM+MAを揃えた場合 | 約 ¥34,310 |
| (現状)SATORI | 基本ライセンス(人数に依らない定額) | ¥148,000〜 |
| (参考)Zoho One | 全従業員プラン 約¥4,440 × 10名 | 約 ¥44,400 |
※料金はいずれも公開情報に基づく参考値です(税別・年間払い)。Zoho Marketing Automation は連絡先数、Zoho SalesIQ はオペレーター数により変動します。正式なお見積りは構成の確定後にご提示いたします。
顧客・商談・メール施策を1つに寄せられるため、システム間連携そのものを減らせます。「連携強化=リプレイスコスト」という懸念に真正面から合致します。
kintone(請求・承認)と会計ソフトの業務フローは一切触りません。工数削減できている部分を壊さず、不在だったCRMだけを足します。
無料3ユーザー/低単価から着手し、必要に応じてAI(Zia)や周辺業務へ拡張。デザインフェーズ・カットオーバーの時間軸に合わせて段階導入できます。
顧客マスター項目・商談ステージ・必要な帳票を洗い出し
3ユーザーで実データを試し、運用イメージを固める
データ移行・権限設計・kintone/会計との併存確認
本番運用開始・SATORI解約後の受け皿を確立